太宰府天満宮「心字池」【太鼓橋の渡ると過去・現在・未来の罪業を浄化できる⁉️】

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太宰府天満宮「心字池」「太鼓橋」

こちらのページでは、太宰府天満宮の「心字池」と、「太鼓橋」を含む3つの橋についてご紹介します!

太宰府天満宮「心字池」

読み方

しんじいけ

太宰府天満宮の本殿へ一直線に続く道の初め、石造りの大鳥居を抜けると、「心字池」という池があります。

向かって左側の太宰府天満宮幼稚園側から見ると、池のほとりの曲線と中に築かれた島が草書体の「心」の形になっているということで、この名前がついています。

このような心字池は、太宰府天満宮以外にも、全国の公園や寺院に築かれています。

太宰府天満宮「心字池」の見どころ

心字池にかかる太鼓橋は朱色が鮮やかで池や周りの木々とのコントラストが素晴らしく、曲線も美しいのでフォトスポットとしても人気です。

渡り始めてしまうと橋の形がわからなくなってしまうので、少し寄り道をするつもりで池のほとりからも眺めてみると良いですよ。

また、心字池周辺では四季折々の美しい自然を楽しむことができます。

ついつい御本殿まで一直線に向かいたくなりますが、早春の梅に始まり、新緑、あじさい、紅葉など、季節の自然を楽しみながら、池のほとりを散歩してみるのもおすすめです。




太宰府天満宮「太鼓橋」

読み方

たいこばし

太宰府天満宮の心字池には、欄干が朱塗りの立派な太鼓橋が架かっており、フォトスポットとしても人気があります。

太鼓橋とは、太鼓を連想させる、半円に近い形をした反り橋のことです。

神社の池には太鼓橋がかかっていることが多いのですが、これは、敢えて渡りにくい橋を架けることによって、私たちの世界と、神が住まう領域との境界を明白にし、人間が神の世界に容易に入れないようにする、という意味があります。

太宰府天満宮の太鼓橋は誰でも渡ることができますが、普段は通行止めになっていて、神事の時のみ利用するという神社もあるくらいなんです。

過去・現在・未来を表す!太宰府天満宮の3つの橋

「太鼓橋」と紹介しましたが、正しくは、太鼓橋→ 平橋→ 太鼓橋の順番に3つの橋が本殿(拝殿)に至るまでに一列に続いています。

これらの橋は、境内の入り口側から順番に、過去・現在・未来を表しているとされ、これは「三世一念(三世因果)」という仏教の教理に基づくものだと言われています。

3つの橋すべてを渡り切ることで過去から未来までの邪念、つまり良くない考えを捨て、池の水の上を通ることで心身ともに清められて、神さまの元へ向かう準備が整うとされる。

振り向いてはダメ!?太宰府天満宮の橋には渡り方のルールがあった!

太宰府天満宮の心字池に架かる3つの橋の渡り方には、決まりがあると伝えられています。

1つ目の太鼓橋(過去):振り返らないで渡る

過去は振り返ってもしかたない!という潔さが大切ということでしょうか。

真ん中の平橋(現在):立ち止まらないで渡る

今を一生懸命生きろ!と言われているようですね。

最期の太鼓橋(未来):つまづかないように渡る

未来の願い事をしに行くのに、つまづいてしまっては幸先が悪いということでしょうか。

反対から渡ってはいけない

過去→現在→未来の順番に渡ることに意味があるので、この順番が逆になっては良くないということのようです。

確かに、過去を振り返らずに未来へ向かって歩いたのに、戻ってしまっては意味がありません。

帰りは、心字池のほとりを通ったり、他の場所から外に出たりすると良いようです。

他にもある!太宰府天満宮の橋にまつわる言い伝え(ジンクス)

心字池にかかる橋については、以下のような俗信もあります。

つまづかずに渡り切ると将来良いことがある

これは、「未来を表す太鼓橋はつまづかないように渡る」という決まりに似ていますね。

つまづかずに渡れたら、神さまに願い事を聞いていただけるのでしょうか?

ともかく、このような言い伝えがあるにもかかわらずつまづいてしまったら、特に受験生の皆さんにとっては縁起が悪いですから、気を付けるに越したことはありませんね!

恋人と一緒に渡ると別れる

他にも、「太宰府天満宮に恋人と一緒に行くと別れる」というジンクスもあります。

観光地にはよくある言い伝えなのであまり気にしなくても良いかもしれませんが・・カップルでお出かけの方はご注意ください!

太宰府天満宮「心字池」「太鼓橋」の場所

境内の入り口となる鳥居をくぐり、御神牛像や延寿王院の前で左に曲がります。

県内最古と言われる大鳥居のすぐ向こうに、朱色の橋が見えますよ。

おわりに・・

いかがでしたか?

心字池と太鼓橋は、絶好の記念撮影スポットであるばかりではなく、実は深い意味が込められた場所だったんですね。

自分の心を見つめ直しながら、御本殿にお参りする準備を心静かに整えたいものです。

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