筥崎宮「放生会」の日程と見どころ・楽しみ方「御朱印・露店(屋台)の数と種類・混雑状況・アクセス情報」など!

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筥崎宮「放生会」の日程と見どころ・楽しみ方「御朱印・露店(屋台)の数と種類・混雑状況・アクセス情報」など!

こちらのページでは、筥崎宮で最も盛大な祭りである「放生会」について、日程(スケジュール)、内容、見どころ、楽しみ方、混雑状況、アクセス情報などをご紹介します。

2年に一度行われる神輿行列や、放生会名物の露店(屋台)など、放生会に行くにあたっては見逃せない情報ばかりですので、ぜひ最後までご覧ください!

筥崎宮「放生会」とは?「日程と内容」

筥崎宮「放生会」はどんなお祭り?

読み方

  • ほうじょうや

※「ほうじょうえ」や「ほうじょうかい」ではなく、「ほうじょうや」と読みます。

期間

  • 9月12日~9月18日
時間

  • 7時30分~22時頃

※社務所(授与所)の受付時間。開門閉門は様子を見ながらこの時間前後。

人出

  • 期間中のべ約100万人

筥崎宮の放生会は、博多どんたく、博多祇園山笠と並び「博多三大祭り」の1つに数えられる、盛大な行事です。

毎年9月12日から7日間に渡って開催され、期間中は秋の例大祭を含む多くの神事や、「神賑わい」と呼ばれる付属行事が行われ、のべ100万人もの人が訪れます。

筥崎宮によると、放生会は、「万物の生命をいつくしみ、殺生を戒め、秋の実りに感謝する」お祭りということです。

そもそも「放生会」とは?

筥崎宮の放生会は大変有名な祭りですが、そもそも放生会は「ほうじょうえ」と読み、仏教の法会の1つです。
仏教には殺生戒(せっしょうかい)という殺生を戒める戒律があり、放生会はこの思想に基づいて行われます。
お坊さんが精進料理を食べるのも、「お盆の時期には釣りをしない」と言われるのも、ベースにはこの殺生戒があるのです。
放生会では、一般的には、鳥獣や魚を自然に放すことで、肉食や殺生を戒め、「慈悲」を行動に移すことを旨としています。

神仏習合により神社でも行われるようになり、特に大分県宇佐市の宇佐神宮や、京都府八幡市の石清水八幡宮の放生会が有名です。


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筥崎宮「放生会」の日程(スケジュール)

以下では、2019年の放生会の神事のスケジュールをご紹介します。

内容や日程は年により変更となる場合があります。

また、台風などにより直前でスケジュールが変更になることもあります。

最新情報は筥崎宮ホームページなどでご確認ください。

例年、放生会に関する情報は8月初めから随時更新されています。

〈1日目〉9月12日

  • 0時:初日祭・神霊移御祭
  • 15時:本宮夕御饌祭
  • 18時:御神輿行列(お下り)※

「※」は隔年(奇数年)開催の「御神幸」に関わる神事

〈2日目〉9月13日

  • 10時:頓宮朝御饌祭※
  • 10時:久原本家供養祈願(感謝祭)
  • 13時:献菓祭
  • 15時:頓宮夕御饌祭※
  • 18時:幕出し親交会
〈3日目〉9月14日

  • 10時:頓宮朝御饌祭※
  • 13時:頓宮夕御饌祭※
  • 19時:御神輿行列(お上り)※
〈4日目〉9月15日

  • 10時:放生会大祭(例祭)
  • 15時:献華祭
  • 17時:幕出し西日本支店長会
〈5日目〉9月16日

  • 9時:五日祭
  • 11時:献茶式
〈6日目〉9月17日

  • 10時:六日祭(お潮井会)
  • 11時40分:ふくや供養祈願祭(感謝祭)
〈7日目〉9月18日

  • 10時:納祭並び、社日祭(お潮井取り)
  • 14時:放生神事、稚児行列・童児育成祈願祭※

放生会の核となる神事、「放生神事」で1週間の放生会が幕を閉じます。

放生会の供養祈願祭(感謝祭)

放生会は、もともと、殺生を戒め、私たちを生かしてくれている多くの命に感謝する祭りです。

放生会期間中に行われる供養祈願祭(感謝祭)は、すべての生き物の霊を慰め、感謝し、そして商売繁盛や家内安全を祈願する、特別な祈願(祈祷)です。

上記の神事スケジュールの中には、福岡県の調味料メーカー「久原本家」と、明太子で有名な「ふくや」の祈願祭が載っていますが、他の会社、団体、一般の方も個別に祈願祭を申し込めます。

特に、飲食店や生き物に関わるお仕事をされている方や、最近ペットを亡くされたという方は、この機会にぜひ、祈願祭をお申込みください。

 供養祈願祭(感謝祭)の申し込み方法

  • 申込受付期間・時間:9月12日~18日、13時~21時
  • 申込場所:社務所(授与所)
  • 初穂料(祈願料):1件5,000円~

※申し込むと順次本殿に案内されますが、行事の都合で待ち時間が発生する場合があります。
希望の日時が決まっている場合は、その日時で神事が可能かどうか、あらかじめ電話で問い合わせておくと安心です。
※9月中は電話受付による「通信祈願祭」も受け付けています。

稚児行列に参加したい!

放生会最終日の9月18日には、お子さんたちが「子どもみこし」を引きながら練り歩く、「稚児行列」が行われます。

笛の音が鳴り響く中、神職の方や巫女さんに先導されて参道から本殿に到着すると、お子さんたちの健やかな成長を祈る「育成祈願祭」が執り行われ、その後、絵馬殿前の特設会場で、鳩の代わりの風船や稚魚(金魚)を放つ放生神事があります。

この放生神事が放生会のメインイベントであり、これを持って1週間続いた放生会が終了します。

行列や神事の主役はお子さんたちですが、親御さんも一緒に出られますので、安心してご参加ください。

なお、稚児行列に参加するお子さんの服装は、稚児装束、または幼稚園などの制服となっています。

この機会に、きらびやかな稚児衣装で参加してみてはいかがでしょうか?

お稚児装束は参集殿でレンタルできます。

稚児行列の参加方法

  • 9月18日13時45分までに、着替えた上で参集殿(宮前駐車場内)に集合
稚児衣装の予約受付期間

  • 8月1日~8月31日 ※火曜定休
レンタル稚児衣装の料金

  • 稚児セット:4,320円
  • 白着物:540円
  • しごき帯:378円
  • 草履(買取):648円
  • 足袋(買取):540円
お問い合わせ先

  • 稚児行列:092-641-7431(筥崎宮担当者)
  • 稚児衣装:092-632‐5595(衣装部)

もりだくさん!「放生会」の神賑わいと常設展示

上記の神事以外にも、期間中は土日祝日を中心に、多くの「神賑わい」と常設展示が行われます。

2019年は、例えば以下のようなものが予定されています。

気になる方はぜひ、最新のスケジュール表を確認の上、お出かけください。

※9月の第3月曜日に敬老の日があるため、放生会の期間に三連休が重なる場合が多くなています。

神賑わい

  • アコースティックライブ
  • フォークライブ
  • ピアノ弾き語りライブ
  • バンドライブ
  • ブラスバンド演奏
  • 大道芸大会
  • 神楽、和太鼓、琴などの奉納
  • 武術、演芸、フラダンスなどの奉納
常設展示

  • ぼんぼり献燈(廻廊)
  • 池坊いけばな展(廻廊)
  • 放生会チャンポン・放生会おはじき展示(廻廊)
  • ハコトルまちなか写真展・写ルンです写真展(絵馬殿)

放生会では、毎年福岡ゆかりのスポーツ選手や芸能人など、著名人から献納されたぼんぼりが展示されています。

王貞治さんのぼんぼり(2018年)

また、放生会名物のチャンポンやおはじきの展示コーナーでは、販売されていないチャンポンや、過去のおはじきが見られます。

筥崎宮「放生会」の限定御朱印はある?

筥崎宮の御朱印は、1年を通して同じで、限定版はありません。

厳密には、過去の放生会の期間中の御朱印の中には、「放生会」あるいは「放生会大祭」と墨書きされた御朱印もあるのですが、どうやら「必ずこれ」と決まっていたわけではなく、書き手の方次第だったようです。

「放生会大祭」と書かれた御朱印

通常、御朱印の授与時間は9時~16時30分ですが、放生会の期間中は延長されています。

授与所は、普段と同じで、楼門前の社務所(札所)です。

筥崎宮「放生会」期間中(9月12日~18日)の御朱印の授与時間

  • 7時30分~22時頃
筥崎宮の御朱印・御朱印帳について詳しくは、当サイトの以下のページ↓でご紹介しています。

 【筥崎宮】個性派ぞろいの御朱印・御朱印帳・お守り「種類と初穂料(値段)」

2年に1回!筥崎宮「放生会」の「御神幸」の見どころ・歴史(由来)

御神幸(ごじんこう:御神輿行列)は、1年おき、西暦の奇数年に行われる神事で、福岡市無形民俗文化財に指定されています。

御神輿行列には、約500名の氏子衆が奉仕します。

一般の参拝者が主に目にするのは、9月12日と14日の神輿行列のみですが、御神幸の準備はその前から始まっています。

まず、9月1日には注連卸し・神輿潔めが行われ、神輿の準備が整えられます。

そして、御神幸当日の「お下がり」の前、早朝3時には、神輿への「神霊遷し」が行われています。

これにより、筥崎宮の御祭神3柱がそれぞれ神輿にお移りになり、晴れて、神輿は出発を待つのみとなるわけです。

御神幸の日程

  • お下がり(渡御):9月12日18時~22時
  • お上がり(還御):9月14日19時~20時

※荒天でない限り、雨でも実施されます。

御神幸の御神輿は3基!

日本三大八幡の1社に数えられることもある筥崎宮には、「八幡大神(八幡神)」」として知られる応神天皇を始め3柱の神が祀られています。

ですので、神輿はそれぞれに1基ずつ、合計3基あります。

筥崎宮の御祭神は以下の3柱です。

  • 応神天皇(おうじんてんのう):八万大神
  • 神功皇后(じんぐうこうごう):応神天皇の母
  • 玉依姫命(たまよりひめのみこと):神武天皇の母、海の神

御神幸のない年には、放生会の期間中、廻廊に神輿が展示されます。

御神幸の見どころ①お下がり(神輿渡御)と「賽銭投入」

放生会初日の9月12日には「お下がり」といって、筥崎宮(本宮)から頓宮(箱崎浜頓宮、浜宮)までの道のりを3基の御神輿が渡御します。

行列は、神職によって祓い清められた道の印である清道旗(せいどうき)や、高張提灯(たかはりぢょうちん)・鐘・太鼓・八ッ旗に先導され、獅子・幣帛・大小榊・太刀・弓矢・随身・駒形等のお供、伶人(雅楽の演奏を担当する人)の奏楽を伴って歩きます。

頓宮は筥崎宮の大鳥居跡がある参道入口付近にあり、境内を出発してまっすぐ行けば徒歩10分足らずで到着するはずですが、それでは神輿渡御の意味がありません。

お下りでは、九大病院前、JR吉塚駅前、帝大前、箱崎本町など氏子地域を一巡し、なんと約4時間かけて、頓宮にたどり着きます。

筥崎宮頓宮

それぞれが伝統的な装束をまとい、歴史を感じさせる道具・持ち物を持ち、太鼓や鐘、笛の音が鳴り響く中行われる神輿行列の華やかかつ神聖な雰囲気を、ぜひ、お楽しみください。

行列は夜間なので、1人1人の姿をよく見たいなら出発直後がおすすめですが、暗くなってからも、提灯に灯りが灯され、夜の神輿行列ならではのムードが味わえますよ。

 行列に賽銭を・・

御神幸が行われている間、巡路に面した家々では門前に提灯を灯し、外に出て神輿を拝み、氏子たちが運んでくる賽銭箱に賽銭を投げ入れるという独特の習慣があります。

賽銭が投入されると、賽銭箱が上下に揺すられ、「ザッ、ザッ」という音を立てます。

御神幸の見どころ②お上がり(神輿還御)、最後の「走り込み」

そして、14日には、御神輿が頓宮から筥崎宮本宮にお帰りになる「お上がり」が行われます。

「お上がり」の際は、行列の形態は「お下がり」と同じですが、道のりは遠回りとなる地域を除き、2㎞ほどに短縮され、約1時間で筥崎宮に到着します。

「お上がり」は時間こそ短いものの、ゴール直前の百数十メートル、氏子たちが、竿の長いのぼりや提灯、神輿、賽銭箱など、それぞれの持ち物を持ったまま全力で走る「走り込み」を行い、見どころの1つとなっています。

この走り込みはいつから始まったか定かではありませんが、今や放生会・御神幸の名物となっています。

御神幸(御神輿行列)の歴史

放生会の御神幸(御神輿行列)は、古くは博多夷町の頓宮まで海上を渡御する御神幸でしたが、江戸時代直前の天正年中(1573~1591年)に、戦乱により頓宮が焼失して廃れてしまいました。

その後、江戸時代の1701年(元禄14年)、神域内の松林に仮宮を設けることで、御神幸の神事が復活したと言われています。

現在行われている御神幸は、この江戸時代頃からの行列の形態や運営方法をよく留めた、貴重な行事とされています。

例えば、行列の構成は江戸時代の絵に見えるものとほぼ同じであり、3基の神輿の「一ノ戸」「二ノ戸」「三ノ戸」という呼称も当時のままと考えられています。

また、夜間に、長時間かけて氏子地域を隈なく巡行するスタイルや、「行列のどこに付き何の役を担うか」という筥崎宮の社家と氏子地域(氏子衆)の間の奉仕分担も、ほぼ形を変えずに受け継がれています。

筥崎宮「放生会」の露店(屋台)・見世物小屋情報!(出店数・日程・時間・場所・内容など)

筥崎宮の放生会は、露店(屋台)の多さでも知られています。

参道にはなんと約500軒もの露店が軒を連れね、それはそれは大変な賑わいとなります。

露店(屋台)の数

  • 約500軒
露店(屋台)の日程・時間

  • 放生会期間中(9月12日~18日)
  • 店舗により10~12時頃開店、20時~22時頃閉店、最大23時まで
  • 見世物小屋・お化け屋敷は18時~22時頃

※最終日は通常18時頃まで

露店(屋台)の場所

  • 国道3号線(大鳥居跡)から楼門前にかけての参道沿い・周辺

※直線距離は約600m

ナシもカキも放生会

放生会に関しては昔から「ナシもカキも放生会」ということわざのような決まり文句があります。

「なんで」という意味の方言「なして」と「ナシ(梨)」をかけて、「放生会に行けば、梨も柿も(秋の物なら)何でもそろう」という意味があるのだそうです。

かつて、放生会の露店では、果物を始め季節の物が豊富に売り出されていました。

露店(屋台)の内容(種類)

以下では、過去の放生会の際に出店していたことがある露店(屋台)をご紹介します。

食べ物系の屋台では、ちょっとしたイートインスペースを併設しているお店や、お酒もいただける居酒屋のような雰囲気の露店もあります。

また、韓国屋台や台湾屋台など、海外のグルメを扱う店があるのも特徴的です。

遊戯系では、縁日のような雰囲気の昭和レトロなダーツや射的のテントや、金魚すくいを始め、ウナギ、コイ、カメなど、生き物を扱う露店も多く出店します。

同じ業態の店が集まって出店しており、大きく分けると、参道沿いの「食べ物・飲み物系」、参道右側の「遊戯・見世物小屋系」、参道左側の「植木・陶器」の3つのエリアがあります。

食事系

お好み焼き、焼きそば、皿うどん、たこ焼き、ちぢみ、ラーメン
牛筋煮込み、焼き鳥、串焼き(豚串・牛串)、唐揚げ、手羽先、フランクフルト、
鮎の塩焼き、イカ焼き、肉巻きおにぎり、肉巻き棒、チーズハットグ、焼きとうもろこし
じゃがバター(じゃがバターコーン)、フライドポテト、フィッシュアンドチップス、ケバブ、ポテトもち

中でも、じゃがバターは、マヨネーズ、チーズ、明太子などのソースやトッピングが豊富に用意されている店もあり、人気となっています。

博多ラーメンや、地鶏の焼き鳥・唐揚げ、皿うどんなども、この土地ならではの露店です。

スイーツ・ドリンク系

社日餅(やきもち)、梅が枝餅
フルーツ飴、べっこう飴、カルメ焼き、かすてら、チョコバナナ、冷やしパイン
わたあめ、クレープ、かき氷、トルコアイス、天津甘栗
ビール、日本酒、ジュース、タピオカミルクティー、電球ソーダ

社日餅と書いて「やきもち」と読むこちらは、筥崎宮の名物菓子で、太宰府名物の梅が枝餅に近いお餅です。

白いプレーンタイプと緑のよもぎ餅の2種類があり、中には粒あんが入っています。

お土産にもできますが、露店では焼きたてがいただける場合もあります。

電球ソーダは近年各地の花火大会やお祭りでブームになっています。

照明付きの電球のような形の容器に入ったソーダで、SNS映えを狙うなら、ぜひお試しください!

おもちゃ、アトラクション(遊戯)系

お面、型抜き、ヨーヨー釣り、ボーリング、スーパーボールすくい
射当て、ダーツ、アーチェリー、くじ引き
金魚すくい、めだかすくい、カニ釣り、ウナギ釣り、コイ釣り、カメ釣り、カブトムシ釣り、ヒヨコ釣り
お化け屋敷、ゾンビ村、迷路、氷見世界、世物小屋

殺生を戒めるという放生会の主旨はどこへやら・・生き物を扱う露店が目立ちます。

中でもカメ釣りは、戦前、放生神事の際にカメを池に放していたことに由来しているとされています。

ウナギ釣りに至っては、釣ったらその場で焼いてくれるという仕組みになっています。

そもそも筥崎宮の放生会の「殺生を戒める」という意味合いは、江戸時代頃にはとっくに緩んでいたようで、この後ご紹介する「幕出し」にも見えるように、神社で数々の神事が行われている傍ら、人々が飲み、食い、着飾り、たまの休日を思いきり楽しむ、娯楽の場となっていました。

昔懐かしい、手作り感のあふれるお化け屋敷や迷路などの仕掛け小屋があるのも放生会の露店の特徴の1つで、特に「見世物小屋」は名物となっています。

その他

  • 植木、陶器、新しょうが、チャンポン(ビードロ)

参道中央から筥崎宮境内に向かって左側のエリアには植木や陶器の店が集まるエリアがあり、こちらも放生会の名物の1つです。

この機会に、ご家庭のお皿やお茶椀を新調してみてはいかがですか?

たくさん買ったら、値引き交渉に応じておじてもらえるかもしれません。

放生会の名物、チャンポンや新しょうが、おはじきなどについては、当サイトの以下のページ↓でご紹介しています。

 筥崎宮「放生会」の名物「チャンポン・おはじき(放生会はじき)・新しょうが」の販売日・場所・値段・歴史(由来)などをご紹介!

放生会名物「見世物小屋」とは?

放生会のアトラクション系の露店では、お化け屋敷と並んで、見世物小屋が名物となっています。

どのようなものなのでしょうか?

営業時間

  • 18時~22時頃
入場料

  • 大人700円、小中学生500円、幼児300円
内容

  • マジック、曲芸、奇術、歌・ダンスなどのショー

※当日の演目は小屋前に掲示されています。
※内部は写真撮影禁止となっています。

見世物小屋とは

見世物小屋とは、寺社の縁日や御開帳、祭りの際に参道や境内に仮設の小屋を建て、芸能や奇術、珍獣、動物の曲芸、からくり装置、貝細工などを披露する興行で、古くは戦国時代末期からあったとされています。

元は中国から伝来した「散楽」と考えられ、「雅楽」に対して「俗楽」とも呼ばれました。

大衆娯楽として人気を博し、江戸時代には最盛期を迎えました。

しかし、子どもや障がい者を見世物にしたものや、暴力的なもの、グロテスクなものなどを見せる見世物小屋も多かったため、明治時代以降、内容や時間、場所が、徐々に制限されるようになりました。

こうしてマイナスイメージが付きまとったことや、テレビや映画の登場で娯楽が多様化したことなどから、かつては日本全国で見られた見世物小屋も数を減らし、現在見られるものは基本的にはすべて「大寅興行社」が興行主の見世物小屋となっています。

粋な博多町人の娯楽!放生会の「幕出し」とは?

神事スケジュールの中に、「幕出し」という言葉が見えます。

これは、博多の町人たちの宴会なのですが、実は明治・大正時代の習慣を復活させたものです。

 戦前の「幕出し」

明治から大正の初めにかけて、筥崎宮の放生会の期間中の1日、博多の町人たちが箱崎にやってきて宴会を開くという習慣がありました。

当時は筥崎宮一帯に松原(松林)が広がっており、「千代の松原」「十里松原」と呼ばれていて、そこが宴会会場でした。

町内や店(家)ごとに大きな幕を張り巡らして、飲んだり食べたりして楽しく過ごすのです。

1家族だけでも10人ほど、店員も含めた店ぐるみだと数十人という大所帯のグループもあり、みんなが隊列を組んで箱崎に繰り出す様は、放生会のもう1つの名物でした。

博多から箱崎までは、大体、3㎞から5㎞程度の道のりです。

「長持ち(ながもち)」という入れ物に幕や七輪、食材、食器などを入れて若者たちが担ぎ、時々で休憩しながら歩きます。

その際に歌われた「博多長持唄」は現在も歌い継がれており、「幕出し道中」の際に披露されています。

 現在の「幕出し」

戦前の盛大な幕出しは、明治時代の終わり頃に小学校の運動会が筥崎宮からも近い東公園(JR吉塚駅近く)で行われるようになり、幕出しの「遠出して外で行う娯楽」としての役割が終わったのに加え、大正時代の初め頃に松原の松が枯れてしまったことなどから、廃れてしまいました。

現在行われている幕出しは、1975年(昭和50年)に博多町人文化連盟が復活させたもので、連盟の会員ら数十人が参加しています。

提灯や放生会名物の新しょうがを持った男衆と、着物姿に和傘を持った女衆が、筥崎宮の参道を練り歩く「幕出し道中」は、一般の参拝客も見学できます。

「幕出し」の名前の由来である幕については、明治時代の幕出しの際は、町や店それぞれが特徴的なデザインのものを持っていましたが、現在は、博多どんたく、山笠、そして放生会の名物などが描かれた大きなものが1枚、用意されています。

練り歩きの後は松原・・ではなく、屋内の宴会場に移り、郷土料理のごちそうを食べながら直会(なおらい、親睦会)を開きます。

「放生会着物」とは?

幕出しの際、女性たちは新しい着物を着るのが習わしでした。

博多の夏と言えば博多祇園山笠ですが、これは男性の祭りなので、期間中、商店を営む家の女性陣は、大黒柱のいない店の留守を預かっていました。

そこで、山笠の時に店と家を守ってくれた「ごりょんさん(山笠に出る男衆の奥さん)」のため、男たちが放生会の際に着物を新調してやるという習慣があったのです。

このことから、放生会着物(ほうじょうやぎもん・きもん)という言葉が生まれました。

放生会着物を妻や娘に買ってやることは博多の男の務めであり、買えないのは恥とされたほどでした。

年頃の娘のいるお金持ちの家では、放生会前になると新調した着物を外から見える廊下に並べて下げ、男としての経済力、生活力を示しました。

明治時代には1年の呉服の売り上げの約半分がこの放生会着物だったといい、放生会前になると、呉服店の着物はほとんど売り切れていたのだそうです。

幕出しは、休日の少ない商家の娘たちにとっては貴重なピクニックの機会であり、新しい着物を着られるとあって、中には2着、3着と着替えて楽しむ人もいました。

大変華やかな行列と宴で、「人を見るなら宰府の祭り、衣装見るなら放生会」という言葉まであったといいます。

ちなみに、放生会の時期はちょうど秋の入口、衣替えの時期ですので、どんなに暑くても夏ものの薄い着物ではなく、単衣と呼ばれる着物を着たのだとか。

これも、博多町人の「粋」の表れでしょうか。

筥崎宮「放生会」に浴衣で行きたい!

9月に浴衣を着てもいい?

放生会が行われるのは9月半ばです。

日によってはまだまだ残暑が厳しい時期ですが、浴衣を着て行っても良いのか・・と悩む人も多いようです。

幕出しの着物は単衣とご紹介しましたが、結論から言うと、浴衣で行ってもかまいません。

浴衣は一般的には盛夏(7月~8月)に着るもので、すでに秋に入っている9月では季節外れに感じるかもしれませんが、そもそも「いつからいつまで」というはっきりとした決まりがあるわけではないので、あなたが着たければ着て良いのです。

浴衣の着始め・着納めは地域の祭りなどに合わせるという人も多く、5月、6月に大きな祭りがあればそこを今年の浴衣デビュー日にし、9月に祭りがあればその日を着納めにするというのも良いでしょう。

今年の浴衣の着納めもかねて、筥崎宮の放生会に出かけてみてはいかがでしょうか?

浴衣で放生会に行く!注意点は?

浴衣や下駄に慣れていない場合は、あまり混雑しているところをたくさん歩くと、疲れたり、靴擦れしたりする心配もあります。

大鳥居跡(国道3号線)から露店(屋台)を楽しみながらお参りに向かおうとすると数百メートル歩くことになり、普通に歩くだけでも不慣れな下駄では難儀しますが、そこに人ごみが加わればさらに大変です。

また、暑すぎる日は体力を消耗しますし、雨の日は境内の砂が湿ったり水たまりができたりして、若干歩きにくくなります。

以上のようなことをふまえ、浴衣で行くかどうか、行くならいつにするかを決めてみてください。

放生会に浴衣で行く際のポイント

  • あまり混雑しない昼間、または平日の夜に行く
  • 歩く距離を短縮するため、地下鉄箱崎宮前駅や箱崎バス停を利用する
  • 暑すぎる日、雨の日などはできるだけ避ける
  • 暑さ対策を忘れずに!
    ※夜、気温が下がりそうな場合には、寒さ対策もなさってください!

筥崎宮「放生会」の混雑状況・混雑回避策

ご紹介した通り、筥崎宮の放生会には1週間でおよそ100万人の人が訪れます。

ただし、開催期間が1週間と長いので、曜日や時間を選べば、比較的ゆったりと、お参りや露店巡りを楽しめます。

 特に混雑する曜日・時間

  • 土日祝日 ※9月の第3月曜日は敬老の日で祝日です
  • 夜(17時頃~21時頃)

混雑時は、露店(屋台)が立ち並ぶ参道が人でごった返し、進めないほどではありませんが、かなりのノロノロとではないと歩けなくなります。

また、お参りをする楼門前や、お守りや御朱印が授与されている授与所、露店(屋台)でも並ぶ場合があります。

 比較的空いている曜日・時間

  • 平日
  • 昼間

放生会期間中は、昼間からコンサートやダンス、演芸などの様々な催しが行われています。

混雑を避けたい場合は、ぜひ、明るい時間に行ってみてください。

お昼時には多くの露店(屋台)が開きますので、お祭りムードを十分に味わえます。

筥崎宮「放生会」のアクセス(行き方)・交通規制・駐車場情報!

放生会へのアクセス(電車・地下鉄・バス)

放生会は大変混雑するので、電車やバスでのアクセスがおすすめです。

電車・地下鉄

筥崎宮の最寄り駅は、福岡市営地下鉄「箱崎宮前駅」と、JR「箱崎駅」です。

福岡市営地下鉄では、例年、放生会開催中の土日祝日の18時~21時台に、臨時便を運行しています。

また、JR九州では、通常普通列車のみが停車する箱崎駅に、一部の快速列車を停車させる措置をとります。

バス

最寄りバス停は、西鉄バスの「箱崎バス停」と、九州バスの「箱崎1丁目バス停」です。

西鉄バスは放生会期間中、筥崎宮付近を迂回します。

箱崎バス停は地下鉄箱崎宮前駅の1番出口付近にありますが、例年、放生会開催中(例年9時頃から)は、参道を挟んで元の場所から120mほど離れた臨時バス停を利用することになります。

臨時バス停が開設される時には案内が出ています。

放生会における電車・バスに関する臨時便や迂回措置などの情報は、各鉄道会社・バス運行会社のホームページに掲載される場合もあります。

筥崎宮へのアクセスの詳細は、当サイトの以下のページ↓でご紹介しています。

 博多駅から筥崎宮へのアクセス(行き方)「電車(地下鉄)・バス・車(タクシー)」

放生会期間中の交通規制

画像引用元:筥崎宮

放生会期間中(9月12日から18日)には、筥崎宮参道および参道と交わる一部の道路が車両通行止めとなります。

この交通規制は、参道では期間中終日、その他の道路では12時~24時で実施されます。

周辺道路は混雑が激しく、渋滞になります。

放生会期間中の駐車場(宮前駐車場・臨時駐車場)

営業時間

  • 24時間
駐車料金

  • 1日(24時まで)800円

※宮前駐車場は、通常、祈祷をする人や筥崎宮迎賓館、筥カフェを利用する人などは3時間無料ですが、放生会期間中は誰でも一律料金となります。

通常、筥崎宮の参道沿いでは、宮前駐車場と外苑駐車場という2つの駐車場が営業していますが、放生会の期間中は、外苑駐車場は利用できません。

代わりに、上掲の地図にあるように、国道3号線沿いのお潮井浜側に臨時の特別駐車場が開設します。

ただし、それでも十分な広さとは言えず、土日祝日の夜には1~2時間待ちとなる場合もあります。

道路で渋滞に捕まったあげく、駐車場が空車待ちになっていたりすれば、放生会を楽しむための時間が大幅に削られてしまいます。

放生会期間中の筥崎宮へは、できるだけ、公共交通機関でお出かけください。

筥崎宮以外の駐車場を利用するのがおすすめ!

どうしても近くまで車で行く必要がある場合には、夜の混雑を避けるため、昼頃には駐車場に入庫するのがおすすめです。

ただし、それでも帰りには渋滞に突っ込むことになりかねませんので、筥崎宮の駐車場には近づかず、最寄り駅の「市営地下鉄箱崎宮前駅」や「JR箱崎駅」から1~2駅離れたエリアのコインパーキングを利用し、残りの道のりは電車、バス、タクシーを利用して筥崎宮にアクセスするのが無難です。

放生会の期間中、筥崎宮の駐車場への出入りは国道3号線からすることになっており混雑しますので、国道3号線は極力避け、境内裏側に近い県道550号線や、JR箱崎駅、市営地下鉄箱崎九大前駅周辺、あるいはもう少し離れたところで探してみてください。

いずれも、ねらい目は昼間です。

また、軒先パーキングakippa(アキッパ)といった、駐車場予約システムを利用するのもおすすめです。

ともかく、放生会の期間中はいつであっても渋滞や駐車場の空車待ちを想定し、時間には十分に余裕を持ってお出かけください。


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筥崎宮「放生会」の歴史(由来)

既に少し触れましたが、放生会(ほうじょうえ)は、もともと仏教の思想に由来しています。

元はインドや中国で行われていたものが日本に伝来し、文献によると677年(天武天皇5年)に天皇の詔によって始まったというのが初出ですが、同じような習慣はそれ以前にもあったと言われています。

一方、神社の放生会の起源は、大分県の宇佐神宮の放生会です。

724年(神亀元年)、「合戦の間多く殺生す、宜しく放生を修すべし」という八幡神のご神託があったことから、744年(天平16年)に始まったとされています。

この合戦というのは隼人の反乱であり、放生会は、反乱が鎮圧される過程で命を落とした隼人の怨霊を鎮めるという意味が込められていました。

石清水八幡宮でも宇佐神宮に倣って863年(貞観5年)に始まったとされており、同じ八幡神を祀る筥崎宮でも、この流れを引き継ぎ、平安時代の919年(延喜19年)に放生会が始まったという記録が残っています。

筥崎宮の放生会は、実に、1100年もの歴史を持つ行事なのです。

江戸時代に一時中断したようですが、再興されて現在に至っています。

なお、放生会やそれに類する行事は、収穫祭や感謝祭の意味も兼ねて、全国の八幡神社で行われています。

明治時代の神仏分離により、仏教色の強い「放生会」という名称が使えなくなったため、宇佐神宮と石清水八幡宮では、祭事の名称を「仲秋祭」に改めています。

 

2筥崎宮のお問い合わせ先

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