交通安全の神として知られる福岡県の宗像大社(辺津宮)のお守りの、種類や初穂料(値段)、授与場所などをご紹介します。
日本で初めての車両用お守りや、神が宿る島「沖ノ島」の神水を封入したお守りなど、人気・話題のお守りもありますよ!
なお、お守りの種類や初穂料は変更になっている場合があります。
最新情報をご確認ください。
1. 宗像大社(辺津宮)の交通安全のお守り
宗像大社のご祭神「宗像三女神」は、日本書紀では「道主貫(みちぬしのむち)」と呼ばれ、「道」を司る最高神とされています。
古くは遣唐使などに代表される日本と大陸とを行き来した使節や貿易船などに始まり、鉄道、そして現代では自動車やバイクまで、様々な乗り物・人にとっての「道」を守護する神として、神話の時代から今に至るまで、人々に篤く信仰されています。
そんな宗像大社の交通安全のお守りは、新旧含めてデザインが豊富です。
あなたやご家族、お友達にぴったりなものが、きっと見つかります!
車両守水引お守り(大・小)
宗像大社の「水引お守り」は、日本初の車用の交通安全のお守りです。
色柄や素材は1963年(昭和三十八年)に授与が始まってから全く変わっていないそうです。
初穂料3,000円の大きい方のお守りは、車のお祓い(普通車5,000円)の授与品にもなっています。
初穂料1,000円の小さい方のお守りは、当初は軽自動車のお祓い時の授与品でしたが、現在は授与所でも授与されています。
- 「車両守水引守」の初穂料(値段):大3,000円、小1,000円
車両用水引アームお守り
水引お守りがプラスチックでパッケージングされ、吸盤が付いたお守りです。
紐がついたお守りのようにゆらゆら揺れないので、車内の目につきやすい場所にあっても、運転の邪魔になりません。
- 「車両用水引アームお守り」の初穂料(値段):1,000円
交通安全錦お守り
水引お守りをモチーフにした、コンパクトなお守りです。
車内につるしてもさりげなくて良いですし、肌守りとして持ち歩いてもかさばらないサイズとなっています。
- 「交通安全錦お守り」の初穂料(値段):1,000円
ストラップ守り(自動車・バイク・自転車)
自動車やバイク、自転車の絵柄が可愛らしく、特に人気があるお守りです。
- 「ストラップ守り(自動車・バイク・自転車)」の初穂料(値段):各600円
ランドセル守
立体的なランドセルの形のお守りです。
小学生の登校・下校時の交通安全にどうぞ。
- 「ランドセル守」の初穂料(値段):600円
二輪車用反射守
自転車やバイク、バッグなどに付けられるブレスレット型のお守りです。
夜間に照らされると明るく光ります。
- 「二輪車用反射守」の初穂料(値段):800円
ステッカー守
中央に「宗像大社」の文字が入った、ステッカータイプの交通安全守です。
ひし形と長方形があります。
- 「ステッカー守」の初穂料(値段):200円
キーホルダー守
鈴が付いたキーホルダータイプの交通安全のお守りです。
- 「キーホルダー守」の初穂料(値段):800円
勾玉守
沖ノ島の御神宝の勾玉をイメージさせる、交通安全のお守りです。
所願成就・招福の勾玉守もあります(後述)。
カード型錦守
水色、ピンクなど4色から選べるカード型の交通安全のお守りです。
- 「カード型錦守」の初穂料(値段):600円
カード型錦肌守
「カード型錦守」よりも一回り小さなカードタイプのお守りです。
色は赤と青の2色があります。
- 「カード型錦肌守」の初穂料(値段):600円
その他車両用お守り各種
水引お守り以外のデザインの、房や鈴が付いた車用交通安全お守りの種類も豊富です。
お守り本体の形は長方形、六角形、扇形などがあり、色もそれぞれ2~4色から選べます。
また、紐に吸盤が付いていて吊り下げるタイプのものと、お守り本体に吸盤が付いていて揺れないようになっているものがあります。
あなたのお好みで選んでみてください!
- 「車両用お守り各種」の初穂料(値段):600円/800円/1,000円
宗像大社(辺津宮)のその他のお守り
宗像大社の交通安全以外のお守りを、効果(ご利益)別にご紹介します。
健康・長寿
健康(壮健)守
「壮健」の文字が入った健康祈願のお守りです。
色は4色から選べます。
- 「健康守」の初穂料(値段):1,000円
病気平癒守
- 「病気平癒守」の初穂料(値段):1,000円
厄除け
厄除け守
裾が広がった巾着のような形のお守りで、4色から選べます。
厄年祓祈願(初穂料5,000円~)の授与品にもなっています。
- 「厄除け守」の初穂料(値段):1,000円
身代守
小さなカードタイプのお守りで、肌身離さず持てます。
厄・災難を、あなたの代わりに受けてくれる頼もしいお守りです。
- 「身代守」の初穂料(値段):500円
縁結び・子宝
結い守
「結い守」は、楢の葉をモチーフにした水引のお守りです。
人と人、心と心など、あらゆる縁を結び、幸せを呼んでくれるということです。
ちなみに、楢の木は宗像大社の御神木であり、楢の葉紋は宗像大社の御神紋です。
- 「結い守」の初穂料(値段):1,000円
良縁守
雲と波がデザインされたお守りに、柔らかい字体で「良縁」の文字が入っています。
- 「良縁守」の初穂料(値段):1,000円
安産守
良縁守と色違いのお守りです。
- 「安産守」の初穂料(値段):1,000円
学業・子供
学業成就守
宗像大社の辺津宮のご祭神である市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)は、仏教の弁財天(弁才天)とも同一視されます。
弁財天は福徳・財物の神としてだけでなく、学術・芸能上達の神としても信仰されています。
- 「学業成就守」の初穂料(値段):1,000円
子供守
ころんとした巾着型のお守りです。
お子さん、お孫さんへいかがでしょうか。
- 「子供守」の初穂料(値段):600円
招福・所願成就など
神水守
2017年の世界遺産登録を記念し、宗像大社の三宮、「辺津宮」「中津宮」「沖津宮」それぞれの御神水を封入して作られたお守りです。
色は辺津宮が赤、中津宮が黄色、沖津宮(沖ノ島)が青で、金色の根付紐と鈴が付いています。
「沖津宮」のある沖ノ島には、草木、小石など島にあるものは一切持ち出してはいけないというしきたりがありますが、御神水だけは、唯一、持ち出せるということです。
- 「神水守」の初穂料(値段):各1,000円
杜守
自然災害などで枯れたり倒れたりした御神木で作られた、ペンダントタイプの肌守です。
宗像大社の鎮守の森で生まれ育った御神木を身近に置き、その霊威を受けられる、貴重なお守りです。
- 「杜守」の初穂料(値段):1,000円
叶守
「想」と「叶」の2つの小さなお守りが束ねられたお守りです。
お守りの紐にはフックが付いているので、バッグや鍵などに取り付けて持ち歩けます。
- 「叶守」の初穂料(値段):1,000円
大社守
「宗像大社」の文字が入ったシンプルなお守りです。
色は赤、ピンク、青など6色から選べます。
宗像大社の交通安全以外のお守りで迷ったら、ぜひこちらをどうぞ!
- 「大社守」の初穂料(値段):1,000円
勾玉守
宗像大社の三宮の1つ「沖津宮」がある沖ノ島から出土した、御神宝の勾玉にちなんだお守りです。
勾玉は、身に付けると招福のご利益があると言われています。
- 「勾玉守」の初穂料(値段):800円
石干支守
- 「石干支守」の初穂料(値段):各600円
高宮祭場の割符守
木でできたお札型のお守りで、真ん中から縦に二つに割れるようになっています。
右側には氏名と年齢を記入し、その裏には願い事を書いて結んで帰ります。
左側はお守りとして持ち帰り、一年間、開運や厄除けのご加護をいただくというものです。
高宮祭場のそばの無人の授与所でいただけます。
宗像大社(辺津宮)の境内には24時間いつでも入ることができますが、高宮祭場は森の中で夜はかなり暗いので、明るい時間に行くことをおすすめします。
- 「割符守」の初穂料(値段):300円
宗像大社(辺津宮)のお守りの授与場所・授与時間(営業時間)
お守りの授与場所(地図)
- 本殿前授与所
- 祈願殿授与所
※祈願殿授与所では、御朱印・御朱印帳も授与されています。 - 高宮祭場(割符守のみ)
お守りの授与時間(営業時間)
- 本殿前授与所:9時頃から17時頃まで
- 祈願殿授与所:8時頃から18時頃まで
宗像大社のお守りは郵送(通販)で授与されている?
宗像大社では、基本的には一般向けに通信販売によるお守りの授与は行っていません。
ただ、家が遠いなどのやむを得ない理由で直接参拝に行けない方のために、電話での注文を受け付けています。
手順は以下の通りです。
- ほしいお守りを決める
(祈願内容を伝えれば選んでもらえますが、デザインなどを初めから見ておきたい場合は、当サイトなどインターネットであらかじめ調べておくとスムーズです) - 宗像大社に電話して、お守りの郵送を希望する旨を伝える
- ほしいお守りについて伝えて購入するお守りを決定し、初穂料と送料を聞く
- 現金書留で初穂料と送料を宗像大社に送る
- お守りが届く!
※現金書留の注意点※
郵送(通販)で宗像大社のお守りを拝受する場合、着払いや銀行振り込みなどではなく、必ず現金書留で初穂料・送料を送る必要があります。
現金書留には専用の封筒が必要で、ポスト投函ではなく郵便局の窓口から発送しなくてはいけません。
お守りの発送はこの初穂料・送料が宗像大社に届いてから順次行われます。
宗像大社(辺津宮)のお問い合わせ先
住所:福岡県宗像市田島2331
電話番号:0940-62-1311(代)
宗像大社のお守りはどこに返納する?
お守りやお札は、いただいてから約1年経ったら、お守りを受けた寺社に返納し、再び参拝して新しいものを授かるのが良いとされています。
宗像大社によると、宗像大社で授かったお守りを返す場所はどこの神社の古札納所でも良いということです。
宗像大社では、お守りの授与所と同じ、本殿授与所と祈願殿授与所で返納を受け付けています。
最寄りの「宗像神社」に返納するのもおすすめ
「宗像大社まで行けなくても、同じ神様の元にお返ししたい!」という方は、最寄りの宗像神社を探してみてはいかがでしょうか。
宗像大社を総本社とする宗像三女神を祀る神社は全国にあり、稲荷神社や八幡宮などに続き、その数は全国で5番目に多いとされています。
「宗像」の他にも、「胸肩」「宗形」などと表記する神社もあります。
また、宗像大社の中でも辺津宮のご祭神である「市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)」を祀る神社としては、広島県の宮島にある厳島神社が知られています。
この厳島神社を総本社とする同じ名前の神社も、全国にあります。